親知らず4本抜歯。栄養素とホメオパシーのレメディーで乗り切った話

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免責
本記事の内容をご自身でお試しになり、不調が生じても、当サイトでは一切の責任を負えせんので、ご了承ください。抜歯後感染して化膿することもあるため、自己判断で薬を止めたりせず、治療に関しては主治医と相談してください。

2ヶ月ごとに 1本ずつ、親知らずを4本抜歯したよ。
薬は使わないで、栄養素やハーブとホメオパシーのレメディーで平気だったよ

大丈夫?痛みどめとか抗生剤とか、飲まなかったの?

いいの?それ

歯列矯正をするために、親知らず4本を2ヶ月毎に抜歯しました。
全ての親知らずが骨の奥に真横に寝ており、大学病院で局所麻酔下に 1本ずつ抜歯することに。
手術に際し、準備したホメオパシーのレメディーとサプリメントを紹介します。

抜歯後の感染を予防するための栄養素とレメディー、粘膜を修復するために取るべき栄養素を簡単に説明しています。
傷の感染を予防し、早く治癒させたい時に有用な栄養素です。

レメディーは、人によって効果に差があるので、興味を持たれた方は何が自分にあうのか、色々試してみると良いと思います。

1番大切なのは、改善がなかったり不安な点があれば、レメディーやサプリのみに頼らず、主治医に相談することです。

必要な栄養は「まとめ」にありますので目次から飛んで下さい。

抜歯に際し、使用したレメディー

術前日〜当日術前

  • Arnica3x
    口腔手術に 全ての歯科手術の前後に 身体的トラウマに
  • Hypericum3X
    歯科手術の出血に 神経の痛みを押さえ再生を促す

当日術後

術後20分毎に

  • Arnica30cとHypericum30c

麻酔の影響をとるために

  • Chamomilla30c 
    麻酔の害に 大人の急性歯科不安 歯痛 
  • phosphorus6c 
    麻酔の害に 歯科出血 歯肉炎

痛みを軽減するために

  • plantago
    歯痛 抜歯の痛み 知覚過敏 抜歯後の痛み
  • Ledum 30c 
    鋭い器具による刺し傷に 局所麻酔後のあごの強張りに
  • Ruta200c 
    歯槽痛の主要レメディー 局所麻酔後の痛みに
  • Valeriana200c
    ズキズキする痛みに 神経痛に
  • plantagoのマザーチンクチャー
    マザーチンクチャーに上記4つのレメディーを溶かして 1日4回使用

感染予防に 

  • Callendulaマザーチンクチャー
    切傷 裂け傷 抜歯 上皮組織の回復 消毒作用 止血作用
    水にマザーチンクチャーを垂らして1日4回うがい

翌日以降

感染予防と痛みに対してリピートしました。

  • callendulaのうがい 
    1日4回
  • Arnica30c+Hypericum30c
    1日3回

止血のために準備したレメディー

  • china6c 
    歯科出血 出血後の衰弱に
  • phosphorus12c
    歯科出血 歯肉炎 
  • Ferrum phosphoricum30c
    歯科手術出血に 歯髄炎 歯のトラウマ

帰宅時には止血しており、
幸い使いませんでした。

感染疑い時のために準備したレメディー

  • Belladonna30c
    重症感染に 早期の膿瘍 脈打つ痛み 突然の腫れ 
  • Plantago30c
    歯茎化膿や歯肉炎に 
  • Callendula6c
    出血、感染症のリスク 治癒を早める
  • Heklalava 6c
    歯髄炎 歯周炎 下顎の問題に 歯髄炎 
  • Hepar sulph.6c 
    急性の化膿 歯科膿瘍 
  • Pyrogen6c
    敗血症に 術後感染予防 膿瘍に

抜歯に際し、使用したサプリメント

普段からサプリメントを摂っていますが、手術のために以下を追加増量しました。

術日

  • ビタミンC 8000〜10000mg/日 
    1回2000mgをリピート4〜5回/日 

ビタミンCを10000mg!!

体が弱ってる時は、このくらい必要なのか!

必要量は個人差が大きいです。

ビタミンCも、普段は3000mg摂っていますが、
術前後は、10000mgに増量しました。

術後は精神的にも消耗衰弱したので、副腎を守るために。

ストレスでどんどん使われてしまいますからね。

術前日から術後 4日間 

  • ビタミンC 6000mg  /日
  • ビタミンE 200IU
    抗酸化作用 ビタミンCサポート EPAの酸化を防ぐ
  • 亜鉛 1日50mg 
    細胞分裂 新陳代謝の促進 免疫の向上
  • EPA 抗炎症作用

術日から抜糸までの10日間

  • オレガノオイル 
    抗菌殺菌 天然の抗生剤 強力な抗酸化作用 鎮痛 
    水に数滴垂らして、口を濯ぐ  
    起床時と寝る前と帰宅時(殺菌、感染予防)
  • オリーブ葉 感染予防に 1日 3回内服 

オレガノオイル2滴をコップ 1杯のハーブティーに入れて飲みます。
軽い咳や、のどの不快感、腹部膨満感、消化管の不調を改善する効果が期待できます。

まずいけどね。

筋肉痛には、キャリアオイルにオレガノオイルを混ぜて、マッサージに使ったりします。

皮膚が荒れないか、少量で試してからにしましょう。

・ 経過

1本の抜歯に1時間。
毎回術中が1番痛く、疲労衰弱して帰宅。
術後は特に薬の必要を感じず、痛みもなく普通に就寝。翌日、頬が腫れマスクからはみでる。
それ以外は普通に出勤し、通常診療をこなす。痛みなし。

しかし
4本目の抜歯後・・・
縫合した歯茎の抜糸をした後から、傷が腫れ始める。
37〜38度熱発し、創部が赤く熱を持ち、炎症が遷延している。

いよいよ抗生剤飲もうかな、と思いました。

でもやめて、ビタミンA20000IUを追加で摂取しました。
それでも改善しなければ抗生物質を飲もうと思っていましたが、その翌日、腫れが消えスッキリした歯茎に!
早い回復に驚きと感動。

薬なしで乗り切れたな

ビタミンDをサプリで大量摂取している場合の注意点
ビタミンDとAは受容体を核の中に持っています。
ビタミンDが受容体に結合する際に、ビタミンAの受容体を一部使用します。
大量のビタミンDを摂取していると、ビタミンAの受容体も一緒に使用されるため、相対的にビタミンAの不足症状が出てしまいます。
風邪や花粉症の季節など、ビタミンDの摂取を強化している人も多いと思いますが、ビタミンAも共に摂取しておくことをオススメします。

抜歯当時、
ビタミンD を花粉症予防に5000〜10000単位摂取していたので、ビタミンAが欠乏していた可能性が高いです。
ビタミンAと亜鉛は、治癒に必須ですね。

ちょっとにんじん食べてるくらいじゃ、ビタミンAは必要量摂れないのかなあ

ビタミンAについて

細胞の増殖分化に必要不可欠の栄養素で、成長に関わる生命活動維持に欠かせません。
ウイルスや菌の入り口である粘膜をコーティングする粘液・・の材料でもあります。
ビタミンAは肝臓で大量に貯蔵されており、長期間ビタミンAを摂取しないことがなければ、不足する可能性は低いはず。
それでも不足するのはどんな時か・・・

ビタミンAが不足する原因

ビタミンAは動物性食品に多く含まれます。

・動物性食品の摂取不足
・ダイエット
・アルコール多飲
・感染
・成長期
・妊娠
・ビタミンD大量摂取時
など

摂取不足と、需要の増大による相対的なビタミンA欠乏で、症状が出やすくなります
どんな症状が出るのかというと・・

ビタミンAの欠乏症状

細胞の増殖分化がうまくいかず、細胞の再生が適切になされなかったり、粘液が作られないために生じてくる症状です。⬇︎

目鼻の粘膜の乾燥
髪や皮膚の潤い不足
手足がカサカサ
気管支が弱い
ポリープができやすい
胃腸が弱い
視力低下
風邪をひきやすい
イボやウオノメができやすい

冬はいつもカサカサ!
私もビタミンA不足かも!?

ビタミンAを摂取するには?

●ビタミンAを多く含む食材は・・・
鳥レバー、牛レバー、バター、卵黄、うなぎ、人参、

●ビタミンAを食事から摂取しても、タンパク質不足だと血中でビタミンAを運べません
また、
ビタミンAはカロチノイドと相乗して効果を出すので、一緒に摂取すると良いです
カロチノイドは天然の色素で、水に溶けにくく、油に溶けます。
自然界には600種類ものカロチノイドが存在し、抗酸化作用を持っています。

カロチノイド
  • βカロチン(ビタミンAの前駆体)
    人参 にら カボチャ ほうれん草 春菊 杏 
  • アスタキサンチン
    えび かに しゃけ ます いくら
  • ルテイン
    乾燥プルーン アボガド ほうれん草 小松菜 モロヘイヤ
  • リコピン
    ミニトマト スイカ トマト 柿 グレープフルーツ

ビタミンAは脂溶性、カロチノイドも油に溶けやすい。

油と一緒に摂取すると吸収率が上がりますよ。
タンパク質もしっかり摂りましょう。

ってことは、

油で炒めたり、ドレッシングやマヨネーズであえて食べると
ビタミンAの吸収率が上がるってことね。

歯列矯正に使用したレメディー

その後無事、歯列矯正が始まりました。
歯が動く際の痛みには・・・

  • Calcarea phosphorica30c 
    歯科矯正の歯の動きを助ける
  • Ruta6c 
    歯科矯正 骨膜に
  • Callendulaのマザーチンクチャー
    を垂らした水でうがいをリピート。

痛みに悩まされることなく、薬なしで過ごせました。

免疫を上げたい時に取りたい栄養:粘膜の強化=感染予防

免疫細胞の7割は腸の中に存在しています。
感染に対する抵抗力を強くしたいとき、腸粘膜の強化は必須になります。

粘膜強化で感染予防したい時に必要な栄養素
  • ビタミンA 
     粘膜の新陳代謝を強化 細胞の分化を正常化 鼻腔、腸管粘膜の粘液の材料 粘液の内層にある粘膜免疫IgAの材料
  • ビタミンB 
    代謝を高める
  • ビタミンC
    白血球の遊走性を高める。抗酸化作用。免疫力強化 粘膜の乾燥を防ぐ
  • ビタミンD 
    小腸の粘膜細胞の連結部の結束を強くする 免疫調節 
  • ビタミンE 
    ビタミンCの補佐 体内の脂質を酸化から守る 
  • セレン 
    活性酸素を分解減少させる働き抗酸化作用 
    欠乏すると、感染の悪化と癌発症のリスク上昇
  • EPA
    抗炎症・抗アレルギー・抗ストレス作用 胃腸粘膜バリアの強化 
  • マグネシウム 
    免疫グロブリンの合成、免疫能の制御に重要な役割
  • 亜鉛 
    新陳代謝を促す 免疫力を高める 傷の治りが早まる
  • クルクミン(ウコンの根の色素)
    腸の抗炎症作用 肝臓の解毒作用を助ける 
  • ケルセチン
    (ポリフェノールの一種、玉ねぎの皮や蕎麦に多く含まれる)
    強力な抗炎症、抗酸化作用
  • オリーブ葉 
    好中球の活性強化 抗菌抗ウィルス活性 抗酸化 グルタチオン産生促進
  • グルタミン 
    小腸の粘膜細胞の栄養 腸粘膜細胞の主要エネルギー源 粘膜免疫IgAの材料

オリーブ葉サプリのカプセルを開けて、
中身の葉を歯ブラシにつけて、歯を磨いてもスッキリして、口臭予防になりますよ。

まとめ 免疫を上げたい時に必須の栄養素 

普段から、
・加工食品を買わず
・保存料や添加物を避けて
・自ら調理したものを食べていれば、
健康でしょうか。
現在スーパーで手軽に手に入る野菜の栄養素は、60年前と比較すると、激減し、半分から4分の1にまで低下しているものもあります。
生産性向上のために使用した農薬肥料や、痩せていく土壌など、理由はさまざまです。
現代の私たちは、60年前と同様に食べていては、必要な栄養素が充足できない可能性が出てきています。できるだけ、栄養価の高い、無農薬、減農薬のオーガニックの食材を選ぶようにしたいです。

ちゃんと食べているつもりでも、体調のすぐれない時や、術前術後など、明らかなストレスにさらされるとわかっている時などは、栄養素を補充してみると、改善する症状があると思います。

野菜からとれる栄養素が60年前と比較してどれだけ減ってしまったか→一般社団法人日本有機農業普及協会

術前術後、免疫抵抗力を上げて、傷を早く治したいときに摂りたい栄養素
  • ビタミンA,B,C,D,E
  • セレン
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • クルクミン
  • ケルセチン
  • オリーブ葉

知ってる栄養全部じゃん

そう。多いのです。

厳選するなら、
ビタミンA,C,E 亜鉛

マグネシウム EPA !

とりあえず、
熱が出たり、腫れたりしたら、自己判断せず、

医療機関で相談した方が良いです。

参考:Dr,Colin B.Lessel 歯科のためのホメオパシーハンドブック,2006.12月

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